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オートロックの歴史

オートロックという防犯システムが普及した時代の背景とは?
日本の住宅事情と防犯事情を少し振り返ってみましょう。

■時代背景と防犯事情

80年代の後半になると、地価の高騰や技術革新の進展等により、高層又は超高層の共同住宅が各地で建てられるようになり、それらに伴い、オートロックシステムやセキュリティシステムを導入した共同住宅が増えてきました。
近年においては、情報技術の進展を背景に共同住宅における防犯カメラや各種センサー等の防犯機器の普及が進み、都市部の民間分譲マンションにおいてはそれらの装備を積極的にPRして販売する事例も見られ始めています。

日本高層住宅協会が、九五年から九九年にかけて首都圏の一都三県において新築された五階建て以上の民間分譲共同住宅全てを対象に実施した調査によると、オートロックシステムを導入した民間分譲共同住宅は、95年度は93%、99年度は98.7%と、標準的な装備となっています。
また、警備保障会社と契約を結びセキュリティシステムを導入しているものは、95年度は57.6%、99年度は67・7%と増加しています。

■最近の防犯対策の動向

最近では、居住者の防犯意識の高まりを背景に、防犯性が住宅の基本性能として評価されるようになってきています。
これまで既存の共同住宅における防犯対策の改修工事は、長期修繕計画等による大規模修繕の際に付属的に行うという考え方により行われてきましたが、最近では防犯性の向上を求める居住者が増え、大規模修繕の時期以外の機会でも防犯対策の改修工事を行う動きが見られます。

民間事業者においては広島県マンション協会のように、自主的に防犯対策の設計基準を定め、防犯性の高い住宅供給を進めている動きが見られます。
また、神戸市長田区新長田駅北地区まちづくり協議会のように、防犯対策の視点も盛り込んだ「いえなみ基準」を策定している地区も見られます。